Virtual Reality(VR)による手のトレーニング空間を構築

手は「第2の脳」と言われるように脳と密接な関係があります。脳の中で運動を指示する「運動野」、感覚をキャッチする「感覚野」があり、運動野は全体の約3分の1、感覚野は全体の約4分の1が手に関与しています。脳は手に運動の指示を出し、手はその運動を通じて得られる動作や感覚情報を脳に送り返します。このように手と脳はお互いに刺激しあいながら学習(変化)しています。我々は、Virtual Reality(VR)による手のトレーニング空間を構築しています。その中で、運動計画や感覚のフィードバック情報を任意に操作することで、手のパフォーマンスや脳に与える影響を検証しています。京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻では、科学研究費助成事業および国立研究開発法人日本医療研究開発機構の支援を受け、発達性協調運動障害に対する不器用さを治療する運動アプリケーションを開発中です。打点アプリのような簡易的な評価結果を受けて、子どもたちが苦手な運動を確認し、その運動に必要な要素を段階的に支援していきます。